我が子の頭皮のにおい問題
「なんだか最近、子どもの頭がにおう…」
そんなふうに思ったこと、ありませんか?
特に中学生ごろからは、成長期のホルモン変化で皮脂の分泌が増え、
汗やムレと混ざって頭皮のにおいが出やすくなります。
ここでは、においの原因と、家庭でできる対策をわかりやすく紹介します。

デリケートな問題でもあるので、
ちょっとずつ始めてみてください♪
頭皮のにおいは「皮脂×汗×菌」のトリオ
10代の頭皮がにおう一番の理由は、皮脂(あぶら)と汗が混ざって菌が増えることです。
成長期はホルモンの影響で皮脂腺が活発になり、
皮脂がしっかり落とせないと、独特の「むわっ」としたにおいに変わります。
つまり大切なのは、
清潔に保つ+菌を増やさない+乾かしすぎない。
この3つのバランスです。
頭皮が臭う主な原因3つ
① 思春期ホルモンで皮脂が急増
中高生は皮脂の分泌が増える時期です。
自然なことですが、放置するとベタつきやにおいのもとになります。
② シャンプーが雑になりがち
「とりあえず泡立てて流す」だけでは汚れが残ります。
頭皮の根元までしっかり洗い、すすぎを丁寧に。
シャンプーブラシを使うのもおすすめです。
③ 部活や通学で汗をかく
ヘルメット・帽子・マスクなどでムレやすく、菌が増えます。
汗をかいたらタオルでふく、帰宅後は早めに洗うようにしましょう。
今日からできる簡単対策5つ
① シャンプーは「夜」にする
夜にしっかりと洗うことで一日の汚れを落とし、枕の汚れも防げます。
朝のシャンプーだと、皮脂が酸化してにおいの原因に。

シャンプーは、耳の裏や首の付け根をしっかり目に!
② ぬるめのお湯で1分以上予洗い
シャンプー前にお湯で流すだけで、約7割の汚れが落ちると言われています。
泡立ちも良くなりますので頑張って流してください。
③ 爪を立てず「指の腹」で洗う
強くこすりすぎると頭皮を傷つけ、菌が増える原因に。
マッサージするようにやさしく洗いましょう。
④ ドライヤーでしっかり乾かす
自然乾燥は菌が繁殖しやすいです。
少し面倒でも、必ず乾かしましょう。
⑤ 枕カバーやタオルは清潔に
せっかくシャンプーで洗っても、寝具が汚れていると意味がありません。
特に梅雨~夏場は、週に1〜2回の洗濯を意識しましょう。
やりがちなNG行動3つ
❌ シャンプーを1日に2〜3回する(洗いすぎは逆効果)
❌ ボディーソープで洗う(刺激が強く、乾燥の原因に)
❌ スタイリング剤を落としきれていない(特にワックスやスプレー)
シャンプー選びのポイント
おすすめは「アミノ酸系」や「スカルプケアタイプ」のやさしいシャンプー。
ボトルに「アミノ酸」「頭皮ケア」「敏感肌」などの表記があるものを選ぶと安心です。
刺激を感じたら、無理せず使用を中止してください。
美容師が教える、頭皮ケア習慣
朝は軽くブラッシングして血行アップ
汗をかいたらタオルでふく or ドライヤーで軽く乾かす
脂っこい・甘い食事を控えめに
水をしっかり飲む(1日1.5〜2L)
睡眠・ストレス管理も忘れずに
特に食事や睡眠の乱れは、皮脂分泌に直結します。
お菓子や夜更かしを減らすだけでも変化があります。
まとめ:清潔・乾燥・保湿のバランスが大切
10代の頭皮のにおいは、「清潔にするだけ」では防げません。
洗う・乾かす・保湿するの3つを意識しましょう。
夜にシャンプーする
ドライヤーで乾かす
枕カバーを清潔に
洗いすぎない
この習慣を続けるだけで、においの悩みはぐっと減ります。
思春期の皮脂は自然な成長のサイン。
正しいケアで清潔を保ち、“いい香りの自分”をキープしましょう。

