【美容師監修】乾燥・ベタつきフケの違いと今すぐできる頭皮ケア
フケは「頭皮のバランスが崩れているサイン」です
放っておくと、かゆみや臭い、抜け毛の原因にもつながることがあります。
まずは、自分の頭皮タイプを知って、正しいケアを始めましょう。
フケとは?
フケとは、頭皮の古い角質(皮膚の表面)がはがれ落ちたものです。
実は健康な人でも、自然に少しずつ出ています。
ただし、
フケが多い
かゆみがある
肩に落ちて目立つ
このような目立った状態は、頭皮のバランスが崩れているサインです。
乾燥タイプのフケ
冬や季節の変わり目、エアコンをよく使う時期に多いタイプ。
白くて細かい粉のようなフケが特徴です。
よくある原因
熱いお湯で洗う
洗浄力の強いシャンプーを使う
ドライヤーの風が強すぎる、長く乾かしすぎている
シャンプーを1日2回以上している
これらはすべて、頭皮の乾燥を悪化させます。
乾燥すると肌は「守らなきゃ」と角質を厚く作り、結果としてフケが増えます。
改善のポイント
シャンプーは1日1回で十分
お湯の温度は38℃前後(ぬるめが理想)
保湿成分入りのシャンプーや頭皮用トリートメントを使う
自然乾燥は避け、ドライヤーでやさしく乾かす
室内が乾燥している場合は加湿器を使う

美容室で頭皮保湿のヘッドスパを受けるのもおすすめです。
ベタつくタイプのフケ
湿ったような、ベタつきのあるフケタイプです。
皮脂が多く出ることで起こりやすく、
夕方になるとかゆみや臭いが気になる人も多いです。
よくある原因
シャンプーのすすぎ不足
トリートメントを頭皮までつけている
脂っこい食事や夜更かしが多い
皮脂が多いと、頭皮の常在菌が増えやすくなり、炎症やかゆみを起こします。
改善のポイント
シャンプーは1日1回、しっかりすすぐ(1分以上)
トリートメントは毛先中心につける
脂っこい食事を控え、睡眠をしっかりとる(6〜7時間以上)
帽子を長時間かぶる人は、時々頭皮を風に当てる

皮脂が多めの人は、洗浄力がやや高めのシャンプーでもOKです。
フケを悪化させるNG習慣
乾燥タイプ・脂タイプ共通で注意したいポイントです。
ドライヤーを近づけすぎる
濡れたまま寝る
整髪料をつけたまま寝てしまう
枕カバーを長期間洗っていない
これらを改善するだけでも、フケ・かゆみ・臭いが大きく減ります。
美容室での実例
kino hairでも、フケの相談は多くあります。
40代女性のお客様で
「黒い服を着ると肩につく白い粉が気になる…」というお悩みがありました。
お話を聞くと、朝・夜の2回シャンプー+長時間のドライヤー使用。
→ シャンプーを1回に減らし、保湿ローションを使用。
→ ドライヤーの使い方も改善。
その結果、1ヶ月でフケがすっかり改善しました。
この方は乾燥タイプの典型例でした。
改善しない時の対処法
生活習慣やシャンプーを見直しても治らない場合は、
頭皮の炎症や菌バランスが関係していることもあります。
そんな時は、
皮膚科
頭皮ケアに詳しい美容師さん
に早めに相談してください。
専門家の診断が早期改善につながります。
まとめ
フケは頭皮からのサイン
原因は「乾燥タイプ」「脂タイプ」で違う
生活習慣とシャンプー選びを見直すことが第一歩
焦らず、少しずつ習慣を変えていけば、
きっと頭皮も応えてくれますよ。
🪄 監修:kino hair(愛知県小牧市)
美容師歴20年以上・累計5万人をカットしたオーナー美容師 kinoseが、
「がんばらなくてもキレイになれる」頭皮ケアをお届けしています。

