枝毛は自分でカットしていい?美容師が教える正しい対処法
結論:自分で枝毛カット「応急処置」ならOK
枝毛を放置すると裂け目がどんどん広がり、毛先のパサつきや、ひっかかりの原因になります。
そのため、応急処置として“枝毛だけ切る”行為は問題ありません。
ただし、自宅での応急処置では「髪全体のバランス」や「断面のきれいさ」までは整えづらいため、
髪を美しく保つには、美容室での適切なカットがおすすめです。
■ 枝毛ができる主な原因
枝毛ができる理由は、日常のちょっとした習慣や、環境によるダメージが積み重なることにより起こります。
乾燥:紫外線やドライヤーの熱で髪の水分が奪われる。
摩擦:タオルドライや寝返りでキューティクルが剥がれる。
薬剤ダメージ:カラーやパーマで内部のタンパク質が流出する。
ブラッシングの力加減:強くとかしすぎると切れ毛の原因に。
アイロンの使いすぎ:高温(180度以上)での繰り返しのアイロン、髪は一度傷むと自然には戻らないため、ダメージが広がる前に控えるのも大切です。
■ 自分でカットする場合の注意点
応急処置として切る場合は、以下のポイントを守ると失敗しにくくなります。
● 1. 必ずヘアカット用のハサミを使用、文房具のハサミは刃が粗く、切断面がギザギザになりやすいため、かえってダメージが進行します。美容師用でなくても、“髪専用のハサミ” を使うことで断面がきれいに仕上がります。
● 2. 枝毛の中心部分から5mm〜1cm下でカット、裂け目のギリギリで切ると、またすぐに枝毛になりやすいです。少し下の健康な部分を切ると再発しにくくなります。
● 3. 全体を整えようとしない、自分で全体のラインを整えようとすると、ガタつきの原因になってしまいます。応急処置は 気になる部分だけ にとどめ、全体の形は美容師に任せるのが安心です。
■ 美容室でカットするメリット
自宅カットでは補えない点が、美容室ではしっかり対応できます。長さ・毛量をバランスよく整えながら枝毛を除去、ハサミの質が高く、断面が非常に滑らかに仕上がり枝毛が増えにくい。
「予防カット」が可能、髪質に合わせたケア方法を提案してもらえる。
特に、枝毛や切れ毛が多い場合は「カットの仕方」そのものが今後の髪の状態に影響するため、定期的なプロのメンテナンスは大事です。
■ 枝毛を増やさない日常ケア
毎日の小さな習慣を少し変えるだけで、枝毛は大幅に減らせます。
● 保湿系の洗い流さないトリートメントを使う
毛先を守るには、乾燥対策が最も重要。オイル・ミルク・クリームなど自分の髪質に合うものを選びましょう。
● タオルドライは「こすらず押す」
タオルでこする動きはキューティクルが剥がれる大きな原因になります。優しくタオルに水分を吸わせるイメージで行うのが◎。
● ドライヤーは20cm以上離して使う
近づけすぎると熱で毛先が固くなるため、一定の距離を保つのが安心です。根元 → 中間 → 毛先 の順番で乾かすとダメージを防げます。
● 濡れた髪は特に優しく扱う
濡れている髪はキューティクルが開いている状態で、とても傷つきやすいです。ブラッシングは毛先から少しずつほぐすようにしましょう。
■ 美容室カットと自分でカット、どう使い分ける?
応急処置目的 → 自宅で「枝毛だけ切る」
髪をきれいに保ちたい → 美容室で定期的にカット
ダメージが多い・まとまらない → プロのアドバイスとケア見直しが必須
自宅ケアももちろん大事ですが、髪は一度傷んでしまうと戻らないため、早めのメンテナンスが美髪を守る近道です。
■ まとめ
自分で枝毛を切るのは「応急処置」としてはOK
髪を根本から守るには、美容室でのカットと日常の保湿が大切小さな積み重ねが未来のツヤ髪につながる悩んだらプロに相談するのが最短ルート「枝毛が増えてきた」「毛先がパサつく」というお悩みがあれば、ぜひお気軽に kino hair(キノヘアー)にご相談ください。髪質や生活スタイルに合わせて、最適なケア方法をご提案します。

